Desmo450 SM:ドゥカティ初のレーシング・スーパーモト
- デスモドロミック・バルブ駆動システムを備えたクラス唯一のバイク、Desmo450 SMは、競技用に専用設計されたサスペンション、ブレーキ・システム、クラッチ、エレクトロニクス・システムを採用
- 市販のスーパーモタードとしては初めて、サスペンション・セッティングはショーワが直接担当し、ブレーキング時の安定性、コーナリングの精度、そして競技特有の様々な条件における優れたコントロール性を実現
- シャシー、パワーデリバリー、エレクトロニクス・システムが連携して、アマチュア・ライダーには安心感を、経験豊富なライダーには優れたパフォーマンスを提供
- Desmo450 SMは、2026年12月からヨーロッパの一部のドゥカティ正規販売店で販売を開始
2026年9月17日 ボルゴ・パニガーレ(イタリア、ボローニャ) – Desmo450 SMは、ドゥカティ初のレーシング・スーパーモトです。ワールド・ドゥカティ・ウィーク2026で発表された本モデルは、Desmo450 MXをベースにしており、その優れたテクニカル・プラットフォームにより、スーパーモト世界選手権では即座に競争力を発揮し、ワールド・チャンピオンを複数回獲得済みのマルク・ライナー・シュミットとチーム・ウンディチがデビュー戦で勝利を収めました。Desmo450 SMは、Desmo450 MXをベースに、スーパーモト・レース用にさらに改良を加えたモデルです。サスペンション、トリプル・クランプ、ホイール、ブレーキ・システム、最終減速比、スリッパー・クラッチ、そしてエレクトロニクス・システムはすべて、スーパーモト・サーキットにおける精密な作動、優れたコントロール性、そして最高のパフォーマンスを発揮できるように調整されています。
Desmo450 SMは、競技用に設計されており、ドゥカティがスーパーモト専用に開発したすべてのソリューションを1つのパッケージに統合しています。その結果、プロ・ライダーでもアマチュア・ライダーでも俊敏にライディングすることができるバイクが誕生しました。本モデルは、エンジンの出力特性、シャシー、革新的なエレクトロニクス・システムにより、最小限のセットアップで高いパフォーマンスを発揮できるバイクに仕上がっています。統合されたすべての機能は、安定性、俊敏性、ラップタイムの向上を促進するように設計されています。
その結果、プロでもアマチュア・ライダーでも、より速いタイムでコースを周回することができます。統合されたソリューション・パッケージはすべてのライダーによるラップタイムの短縮とレース結果の向上に貢献します。
サスペンションはDesmo450 SMの開発において中心的な役割を果たしました。スーパーモトにおいて、初めてショーワが直接、開発作業に参加し、この競技に必要なバランスを調整しました。シールドカートリッジを採用した49mm倒立フォークは、コンプレッションおよびリバウンドの調整が完全に可能で、専用のスプリングと280mmのストロークを備え、アウターチューブにはカシマ・コーティングが施されています。左側フォークにはラジアルブレーキ・キャリパー・マウントが装備されており、削り出し加工されたステアリングステムは、フロント・ホイールとの十分なクリアランスを確保するために中心間距離が拡幅されています。
その結果、非常にハードなブレーキング時にも安定したサポートを提供し、コーナー進入時の精度を高め、ターマックでの安心感を実現すると同時に、オフロード区間でも俊敏に走ることができるフロントエンドが誕生しました。リアには、プログレッシブリンクと連動して作動するフルアジャスタブル・タイプのショーワ製ショックアブソーバーを装着し、295mmのホイール・トラベルを実現しています。専用セッティングにより、様々なライディング状況において、バイクのトラクションとバランス向上に貢献します。
ハンドガードとショート・タイプのフェンダーは、スーパーモト競技に合わせて専用設計され、フォークガードも短くなっているため、スーパーモトの標準である125/75サイズのフロント・スリックタイヤに合わせてスペースがより広く確保されています。スポークホイールはフロントが16.5インチ、リアが17インチで、タカサゴリム製ExcelリムとBARTUBLESSシステムを採用しています。このシステムはインナーチューブをなくすことで、回転質量とバネ下質量を1.2kg削減し、ハンドリングとサスペンションの挙動を向上させます。標準装着されるタイヤは、世界選手権で使用されているものと同じ、メッツラー製レーステック・スリックSMです。
ブレーキ・システムは、スーパーモト特有の条件下で、十分な制動力とコントロール性を確保できるように開発されました。フロントには、ブレンボ製Stylemaラジアルキャリパーと、アルミニウム・フランジ付きの310mm径ガルファー製フローティング・ディスクが装備されています。リアには、ガルファー製240mm径ディスクと、ブレンボ製フローティング・キャリパーが装着されます。
軽量なアルミニウム製フレームはモトクロス仕様と同じ物で、溶接箇所を最小限に抑えることで重量、剛性、強度を最適化してあります。エンジンが可能な限り効率的に吸気できるように、インテーク・ダクトが直線的に設定できるようデザインされています。
デスモドロミック・バルブ駆動システムにより、レブリミットを11,900rpmに設定できるため、幅広いパワーゾーンが実現し、ライダーは各ギアポジションをより長くホールドすることが可能になり、不要なギア・チェンジを減らすことができます。
シフトアップにのみ対応したクイック・シフト機能を備えたトランスミッションには、デスモ450 SM専用に調整されたSUTER製スリッパー・クラッチが搭載されており、コーナリング時のサイドスリップ制御をアシストします。
Desmo450 SMは、スーパーモト専用に調整され、リア・ホイールの実際のスリップ量を予測できる、特許取得済みのドゥカティ・トラクション・コントロール・システム(DTC)を導入しています。4段階の調整が可能で、無効化することもできるこのシステムは、路面状況が変化する状況下で、エンジン・パラメーターに介入してトラクションと安定性を向上させます。
エレクトロニクスには、ローンチ・コントロールとエンジン・ブレーキ・コントロールも含まれており、DTCと同様に、さまざまな介入レベルが用意され、X-Linkアプリを介してライダーのニーズとコースの特性に適応できる、2つのライディングモードに関連付けられています。
メインテナンス間隔
メインテナンス間隔はこのカテゴリーの車両に標準的なもので、ピストン交換とバルブ・クリアランス点検は45時間ごと、エンジン全体のオーバーホールは90時間ごと、オイル交換は15時間ごとに設定されています。さらに、メインテナンスをより迅速かつ容易にするため、すべてのカバー(オルタネーター、クラッチ、シリンダーヘッド)のシールには液体ガスケットを使用せず、シリンダーヘッドには金属製ガスケット、他の2個所にはゴム製ガスケットを使用しています。
Desmo450 SMは、エンジン・コンポーネントの疲労荷重をモニタリングし、使用状況に基づいて部品にかかるストレスを評価するために開発された、予測型メインテナンスのコンセプトを導入しています。アクセサリーとして提供されるCom-Linkモジュールを装着すると、定期メインテナンスの間隔を車両の使用状況に応じてより正確に管理し、長期にわたって車両整備の効率と性能を維持することが可能になります。
発売時期
Desmo450 SMは、2026年12月から一部のヨーロッパのドゥカティ正規販売店で販売が開始され、その後世界各地に導入される予定です。
Desmo450 SM
- カラー
- ドゥカティ・レッド
- 主要諸元(仕様)
- デスモ450単気筒エンジン、6cc
- 最高出力5ps@9,400rpm、最大トルク53.5Nm@7,500rpm
- ツインスパー・アルミニウム製フレーム
- 燃料タンク容量2リットル
- ショーワ製49mm倒立クローズドカートリッジ・フォーク、フルアジャスタブル、ストローク 280mm、アウターチューブにカシマ・コーティング
- ショーワ製フルアジャスタブル・モノショック
- 鋳造アルミニウム製スイングアーム
- ブレンボ製ブレーキ・システム、フロント・ホイールにはPR15x19ラジアルマスター・シリンダーとラジアルStylemaキャリパーを装備、ガルファー製シングルディスク、フロント310mm、リア240mm
- エキセルリム製アルミホイール(BARTUBLESSシステム)、フロント5” x 3.5”、リア17” x 5”
- メッツラー製レーステックSM、フロント125/75 R16.5、リア165/55 R17、スリックタイヤ
- DIDトランスミッション・チェーン
- 2つのライディングモード
- ライディングモードはアクセサリーのX-Linkアプリで設定可能
- ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)、ローンチ・コントロール、クイック・シフト、エンジン・ブレーキ・コントロールを備えた新世代のエレクトロニクス・パッケージ
- ピストン交換:45時間毎
- バルブ・クリアランス点検:45時間毎
Momoha Takano
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